Q.秘密保持契約のポイントは?

A.
①秘密情報の範囲は明確にした方が良いです。「本取引に関連する一切の情報」と抽象的に定めてしまうと、 かえって本当に秘密にすべき情報が何かが曖昧になってしまいます。

②秘密情報の保護・管理体制については、 実情に合わない厳格な内容にしてしまうと、かえって守られなくなってしまうので、社内体制に照らして実現可能な体制を定めるようにしましょう。

③秘密情報の漏洩による損害額を立証するのは困難です。そこで、秘密保持義務違反の場合について、予め違約金を定めておきましょう。

④相手方の事前の同意なく、第三者に秘密を開示できないのが原則ですが、場合によっては、関連会社への開示が必要なときもあります。その際は、開示可能な第三者を必ず特定しましょう。