リザーブリンク様について教えてください。
石塚様:弊社はクラウド型の予約システムの開発・販売・マーケティングを行っている会社です。業種を問わず、様々な用途でお使いいただけるような汎用型の予約システムになります。
藤井先生に顧問を依頼するようになったきっかけを教えてください。
石塚様:藤井さんに顧問を依頼する前から顧問弁護士はいましたが、ITのことについてはあまり詳しくなかったことと、なによりレスポンスが遅かったです。私たちの業界では「即時レスポンス」を当たり前にやっています。他の業種であれば、一週間内にレスというのが通常かもしれませんが、私たちの業種ではそれは遅すぎです。しかも前の顧問弁護士は、質問へのレスが一週間、一ヶ月となることがあり、そこに問題を感じていました。そんな時に藤井さんが利用規約についてセミナーをすることを知り、話を聞いてみようと行ったことがきっかけで、今にいたります。
インタビュアー:もともと顧問弁護士がいらっしゃる場合、なかなか顧問を切り替えようとは思わないのではないでしょうか?
石塚様:そうですね。ただ、セミナーの後の交流会で藤井さんと直接お話する機会があり、ITにすごく詳しく、また同世代ということもあって、とても話が合いました。弁護士っぽくない人だと感じました。それに話をしていて、ITがすごく好きという気持ちも伝わってきました。知識もすごいですが、なにより「山に登っているときも仕事をしている」という話を聞いて、すごい人がいるなと。個人的に藤井さんに興味がわき、顧問をお願いできないかと検討し始めました。
インタビュアー:どうやって社内を説得されたのですか?
石塚様:まず藤井さんに、弊社がそれまで使っていた利用規約をチェックしてもらいました。そして「御社は利用規約を変えなければ、これだけリスクがありますよ」という提案をいただきました。その際に、ただの改訂の提案だけではなく、「もっとこうした方がいい」という(プラスアルファの)提案までいただき、付加価値を感じました。
藤井:この条文がよくない、といった(枝葉の)話ではなくて、(サービスそのものが)事業上どういったリスクを抱えていて、どういったところを強化していくべきか。それを踏まえると利用規約を改訂する必要があるし、(改訂によって影響を受ける)ユーザーのことを考えて、こういう段取りで利用規約を改訂するのが親切ですよ。というように、顧問先だけではなく、顧問先のユーザーのことも考えた上で、提案するようにしています。そこを評価していただけてうれしいですね。
石塚様:法律に照らして正当な答えをしてくれるというのは、正直当たり前のことだと思っています。でも私たちはそれ以上のことを知りたいのです。ここが前の顧問弁護士とはミスマッチがあったかと思います。
藤井:クライアントは法的に正しいかどうかを聞きたいのではなくて、ビジネスにどう落とし込めばよいのかということを聞きたいのです。法律的に正しいということは当然の前提として、プラスアルファの「こういうふうにしましょう」という提案ができないと、役には立てないですよね。
普段はどのような依頼をされていますか?
石塚様:利用規約から始まりましたが、今では多岐にわたっています。契約書のチェックや、契約書を一から作っていただくこともありますし、債権回収などもやってもらっています。「こんなこともできるのか」といつも驚いています。
インタビュアー: 初め、利用規約の修正を単発で依頼するのではなく、顧問契約にされたのはなぜですか?
石塚様:単発でお願いすることを前提にやり取りをしていたのですが、利用規約ができるまでの過程を見ていて、「これは他で何を頼んでもこうしてくださる」と感じました。誰でも初動は動きますよね。藤井さんに最初お願いした時もすごく手厚くされている感じがしたのですが、続かないのではと思ったのです。でも途中から、「そうではないな」と思い始めました。それに、あまり会う機会はなかったのですが、チャットワークでやり取りできていれば十分でしたし、弊社がそれまで困っていたところに、藤井さんの提案がズバッとはまったので、これ以上のことはないと感じ、顧問契約にいたりました。
インタビュアー:よく「契約書一式作ってくれたらもういい」というケースもあるようですが、顧問として付き合うメリットというのは?
石塚様:一回作ってしまっても、それをずっと使い続けられないなということは、前の顧問弁護士にお願いしていたときに感じていました。実際そういうケースがたくさん出てきていました。ですので、都度都度見てもらう、相談することの必要性を感じていました。ですが、前の顧問弁護士はレスポンスも遅くて、「もういいや」となることも多かったのです。
藤井先生と契約していてよかったと感じる時を教えてください。
石塚様:一年の付き合いですが、常に「いてくれてよかった」と本当に思っています。一番は利用規約ですね。大きく改訂する必要があったのですが、どこを改訂すればよいのか、ユーザーの皆様への対応はどうしたらいいのかと悩んでいました。そこに、藤井さんから中長期的に改訂していくという提案と計画をもらい、なるほどと思いました。また、どんな反響があっても何とかしてくれるという安心感がありました。これが一番ですね。
インタビュアー:他にありますか?
石塚様:債権回収ですね。やり方なども本やネットで調べれば書いてあります。なので、「債権回収を弁護士にお願いできる」ということが頭の中で紐付いていなく、なんとなく社内でやっていました。ただ、長期にわたってお支払いいただいていない件があり、「なんとかならないか」という話を経理としていたら、「藤井さんのブログで債権回収の記事を見つけたので、お願いしてはどうか」と言われ、相談してみました。
藤井:ご相談を受けて、まずどういう流れで債権回収を進めていくかの大枠を作り、その中で、私がメールを送って督促しようということになりました。ヒアリングをして情報を集めて、金曜日にそのユーザーに督促のメールを送ったら、翌週の中頃には全額払われましたよね。
石塚様:私たちが何度お支払いをお願いしてもスルーだったので、「弁護士の力はすごいな」と感じましたね。そういったこともあり、色々なことに関して「もしかしたらやってもらえるかも」と考える癖がついてきたと思います。
インタビュアー:顧問契約を結んでいても何を相談してよいか分からないということもありますよね。
石塚様:こんなことをしてもいいんだよ、もっと活用していいんだよ、という話をいつもしてくださいます。顧問弁護士をどう活用すればよいのか、教えてもらっていますね。
藤井:債権回収についても、支払期限を過ぎた場合にどうアクションを起こすかということを全てフローチャートで作ってしまって、今後は機械的に処理できるような流れを作るといったお手伝いもしました。一回一回個別に対応して終わりではなくて、社内がうまく回るような「仕組みづくり」のお手伝いをしています。ビジネスの流れを、協議しながら作っていくというのは楽しいですね。リザーブリンク様のような、BtoBtoCのASPサービスであれば、「大体こういうところで困るんだろうな」とか「こうしたら良いだろうな」という知識もありますので、そういった提案もできています。
インタビュアー:藤井先生と顧問契約をはじめ、自身の法務知識が向上したと感じる方が多いようですが、石塚様はいかがですか?
石塚様:確かにそう思います。法律に対して、契約書に対してどういう心構えでいればよいのか、どんなところに視点をもっていけばよいのか、というところが分かり始めました。藤井さんに全てお任せでもよいのですが、皆が「もっとこうできたらいい」という所を分かって、その理解した内容を共有していきたいと思っています。全員が知れば、全体のスキルアップにもなりますし。
藤井:皆さんの質問のレベルが上がっていることは、私の実感としてもあります。
石塚様:質問の内容がクリアになってきていると思います。以前はどこが分からないかも分からなかったので、ぼやっとしていました。
御社にとって藤井先生とはどんな存在でしょうか?
石塚様:同士というか、法務部ですね。本当に社員、会社の一部という感じです。弊社にも代表がいますが、彼が選んだというよりは、現場の私たちが「藤井さんがいい」といったので。本当に並列で、一緒に会社をやっているという感覚です。
藤井:いつもチャットグループでワイワイやっているので、横にいるような感じですよね。相談がない日がないんじゃないかな、というくらい。
石塚様:最近話してないなと思ったら一週間前くらいだったり(笑)お会いしたのも数回なんですよね。数えても4回くらい。そうは思えないです。
最後に、他のIT企業様に向けてメッセージをお願い致します。
石塚様:中小企業では法務部の人員として一人置くのは中々難しいですが、その中で社員のように、苦労や背景なども知って一緒にやっていただけるので、法務部を探している方にすごくおすすめです。安心感があって、本当におすすめです。
山本社長からのメッセージ
会社の成長とともに社長のみならず複数のスタッフが直接弁護士に個別に相談すべき事案が増えました。
ITツールベースでの仕事を基本とする藤井先生であれば、社長がミーティングに同席する時間やスタッフが後日報告をするための時間もカットできると考えました。
同時に関係スタッフ間でのチェック機能も働くので俗人的なミスを起こしにくくなりました。
また所謂社長案件については個別に対応いただけるのも魅力です。
更には通常ITツールベースのやり取り前提ですが、込み入った事案の場合は訪問しフェイスtoフェイスで対応いただけることも、安心感につながっています。
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