【業務委託なんて契約はない!? その2】弁護士藤井のメールマガジン VOL.89 2015/9/28

皆さん、こんにちは。

「IT弁護士.com」の弁護士藤井です。
http://itbengoshi.com

==============================
【業務委託なんて契約はない!? その2】
■「弁護士藤井のメールマガジン」 VOL.89 2015/9/28
==============================

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【『Web業界 発注制作の教科書』の出版記念セミナーが開催されます】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一昨年に執筆した『Web業界 受注契約の教科書』の続編、『Web業界 発注制作の教科書』が、8月11日に出版されました。

(書籍紹介ページ)

『Web業界 発注制作の教科書』好評発売中!

それを記念して、10月に出版記念セミナーが開催されることになりました。

日 程 2015年10月27日(火)

時 間 14:00-16:30(13:30受付開始)

場 所 TKP東京駅前カンファレンスセンター5F カンファレンスルーム5A
東京都中央区八重洲1丁目5-20

テーマ 第1部 Web業界の発注制作 現場解説編 (講師:髙本 徹)
第2部 Web業界の発注制作 法的解説編 (講師:藤井 総)

(参加申込ページ)

藤井著『Web業界 発注制作の教科書』出版記念セミナーを開催しました

Web業界の皆さんは、ぜひお申込みください!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【業務委託なんて契約はない!? その2】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

それでは、前回のおさらいです。

・他者に業務を発注する契約は、法律上は「請負契約」か「準委任契約」か、どちらかになるのが通常

・「業務委託契約」という種類の契約は、法律上は存在しない

・業務委託は、請負と準委任の両方を指す、慣習的な言葉

それでは、今回はこの請負と準委任の違いについて、解説をします。

まず、請負とは、受注者が「仕事を完成すること」を約束し、発注者がその仕事の結果に対して費用を支払う契約のことです。

例えば、Webサイトで考えてみると、コーディング業務やデザイン業務、ライティング業務などは、通常は請負になります。

一方で、準委任とは、受注者が「事務を処理すること」を約束し、発注者がその事務の処理に対して費用を支払う契約のことです。

請負と違って、受注者には仕事の完成義務がありません。

同じくWebサイトで考えてみると、SEO対策業務やコンサルティング業務は、通常は準委任になります。

請負も準委任も、当然のことながら、きちんと仕事をする義務はあります。

ですが、請負はそれにプラスして、仕事の完成までが契約上の義務になるのに対し、準委任はそこまでは契約上の義務にならない、ということです。

準委任は、家庭教師をイメージすると分かりやすいでしょう(家庭教師契約も、基本的には準委任です)。

家庭教師は、適切に指導を行わなければ(例えば、授業時間中に生徒とゲームや雑談ばかりしていれば)、事務を処理していないということで、契約違反になります

その一方で、家庭教師が適切に指導さえ行っていれば、結果がどうなろうとも(例えば、生徒の成績が上がらなかったり、志望校に合格しなかったとしても)、事務を処理しているといえるので、契約違反にはなりません。

もちろん親は、成績の向上や志望校合格を期待して、家庭教師契約を結んだのでしょうが、その期待は、契約上の義務にまではなりません。

どうでしょう。請負と準委任の違いが、なんとなく分かりましたか?

次回は、業務を発注(受注)する契約を結ぶ場合に、この請負と準委任の違いが、具体的にどう関わってくるのか、問題になってくるのかについて、解説をします!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【ウェディングパーティー】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週末、ウェディングパーティーを開催しました。

元々、ハワイで身内だけで挙式をしてさくっと終わらせるつもりだったのですが、友人誰しもが「日本でウェディングパーティーをやった方がよい」と口をそろえて言い、妻にも聞いたところ、「うーん、まぁやってもいいかもね」とのことでしたので、これはやっておかないと一生言われるパターンだなと思い、やることにしたのでした。

やるとはいっても、幹事の皆さんが全て準備してくれたおかげで、我々はほとんど何もすることなく、気楽に当日を迎えることができました(むしろ幹事の方が、緊張でしばらく前から胃が痛くなっていたようです…)。

パーティーは、笑いあり、涙あり、サプライズありと、控えめに言っても、後世にまで語り継がれるような内容だったと思います。

やってよかったなと、本当に思いました。

※バックナンバー※
メルマガバックナンバーは、下記のリンクからご覧ください。

フロント

※転送フリー※
このメルマガは転送フリーです。
役に立つと思ったら、他の人に転送していただいて大丈夫です。