BYODを導入しよう! その4

皆さん、こんにちは。 「IT弁護士.com」の弁護士藤井です。

http://itbengoshi.com

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【BYODを導入しよう! その4】 ■「弁護士藤井のメールマガジン」 VOL.59  2014/6/9
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■ 【無料】「失敗しないソーシャルメディア活用事例」と「弁護士が教える実践的炎上対策」セミナー】
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6月25日(水16:00~18:00)、渋谷駅徒歩1分の会場で、「失敗しないソーシャルメディア活用事例」と「弁護士が教える実践的炎上対策」セミナーが開催されます。 (参加費は無料です)
Facebook認定マーケティングデベロッパーの「コムニコ」と、45,000社が利用するビジネス向けチャットツール「ChatWork」、IT企業の法律問題に詳しい「弁護士藤井」の3者による、共催セミナーになります。

・Facebookページの運営に悩んでいる。
・Facebookページのオーガニックリーチが落ちてきた。
・BtoB企業のソーシャルメディア活用事例を知りたい。
・ネット上の炎上に対する具体的な対処方法を知りたい。

など、日々のソーシャルメディア活用において悩みを抱えている担当者の皆さんに、 解決のヒントを持ち帰っていただくことを目的としています。 Facebookページの運営担当者、BtoB企業でソーシャルメディアをビジネスにされている活用の企業の担当者、WEBサービスの事業責任者の方は、ふるってご参加ください!
申込は、下記サイトからお願いします。
http://comnico.hs-sites.com/comnico-chatwork-seminar

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■ 【BYODを導入しよう! その4】
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それでは、前回までの続きです。
・BYOD(従業員の私用端末の業務利用)を導入する会社が増えている
・従業員も、会社の把握していないところで、事実上BYODを実行している
・セキュリティ対策などをしっかり行った上で、BYODを正式に導入した方がよい
・BYODの導入のためには、就業規則の改訂が必要
・私物の持ち込みや、業務利用の禁止の規定から、会社の許可を得た私用端末を除外する
・モニタリングの規定に、会社の許可を得た私用端末を対象に加える
・通信料やソフトウェアの利用料を、会社と従業員のどちらが負担するか規定する
・BYODの具体的な承認手続き、利用手順については、BYOD利用規程を作成して取り決める
・CSAJが公表している「私有スマートデバイス取扱規程サンプル第1版」
http://www.csaj.jp/activity/byod/index.html)が参考になる
・「情報漏洩」の防止のために、従業員の遵守事項・禁止事項について、細かく規定したり、これらをピックアップして規定した誓約書に、署名・押印をしてもらう
・誓約書には、私用端末へのモニタリングに同意するという内容の規定も盛り込んでおく

それでは、今回は、情報漏洩と並んで、会社にとって重大なリスクと、その対策について、解説します。 重大なリスクって、一体何かというと、それは「残業代」です。

労働基準法上、従業員が所定労働時間(一般的には9:00~17:30)外に、会社の指揮のもと、仕事をした場合は、時間外労働手当、つまり残業代を支払う必要があります。 BYODのメリットは、従業員が社内にいなくても、労働ができてしまうということです。

そのため、BYODを導入すると、この時間外労働の問題が起こりやすくなってしまいます。 とはいっても、「労働時間」とは、「労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間」をいいます。 そのため、従業員が、会社の指示なく勝手に私用端末を所定労働時間外に業務利用したからといって、時間外労働としては認められにくいでしょう。

ただ、気をつけないといけないのは、現実に何か仕事をしていなくても、会社からいつでも労働の要求があるかもしれない状態で待機している時間(いわゆる手待ち時間)は、「労働時間」にあたるとされています。

そのため、所定労働時間外に、私用端末への会社からの連絡が頻繁に行われるような状況では、「労働時間」にあたる(時間外労働になる)可能性があることに、注意してください。

また、当然のことながら、所定労働時間外に、会社の指示のもと、私用端末を利用して業務を行っていれば、それは時間外労働になります。

その場合は、労働時間をきちんと把握して、残業代を支払う必要があります。 オフィスにいないからといって、時間外労働手当を支払う必要がないと思ったら、後から未払残業代を請求されて大変なことになる可能性があるので、気をつけてください。

以上、これらのポイントを押さえて、みなさんの会社でもBYODを安全に導入してください!

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■ 5時間耐久リレーマラソン
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先週の土曜日に、日産スタジアムで開催された5時間耐久リレーマラソンに参加してきました。 チームでタスキをつなぎながら5時間走り続けるという、愉快なイベントです。 ですが、皆さんもご存知のとおり、先週土曜は記録的な豪雨。 駅からスタジアムに向かう道中、我々以外に誰も人がいなくて、大丈夫かと思っていたら、会場に着いても、びっくりするくらい参加者がいませんでした。

大雨の中、人影まばらなスタジアムで、声を張り上げて開会の挨拶をする協賛企業の偉い人の姿は、なかなかシュールでした。 せっかく来たからには元を取るぜ!と走り出しましたが、身体が冷えて死にそうになったので、途中で切り上げて、みなで温泉に行ったのでした。

果たして、完走できたチームは、どれくらいいたのでしょうかね。