【反社会的勢力を排除しよう! その5】弁護士藤井のメールマガジン VOL.123 2017/5/15

皆さん、こんにちは。
「IT弁護士.com」の弁護士藤井です。

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【反社会的勢力を排除しよう! その5】
「弁護士藤井のメールマガジン」 VOL.123 2017/5/15
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■ 【反社会的勢力を排除しよう! その5】
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それでは、前回のメルマガのおさらいです。

・反社会的勢力排除条項とは、以下の二点を謳った条項

1.反社会的勢力とは契約をしません
2.契約後に反社会的勢力と判明した場合は契約を解消します

・「反社会的勢力」と一口に言っても、法律などで明確な定義があるわけではない

・「反社会的勢力」は暴力団に限定されず、暴力団関連企業(=フロント企業)、総会屋、社会運動標榜ゴロ(いわゆるエセ同和。正当な同和、反部落活動をせずに不当な利益を上げる存在)、政治活動標ぼうゴロ(いわゆるエセ右翼)、特殊知能暴力集団(オレオレ詐欺など)といった属性の輩や、暴力的な要求、法的な責任を超えた不当な要求といった行為をしてくる輩など、広く捉えるのがトレンド

・反社会的勢力排除条項の目的は、以下の二つ

1.反社会的勢力の資金源を断つため
2.反社会的勢力の活動領域を狭めるため

・暴力団排除条例だけでは対処しきれない、暴力団の周辺者・共生者に対しても規制をかけるため、反社排除条項が必要になった

・「契約自由の原則」によって、反社会的勢力であることを理由とした契約拒否は、基本的にOK(公共性の高いものでなければ)

それでは今回は、自身の判断で反社会的勢力と契約すること自体は自由なのかについて解説します!

結論からいうと、ダメです。
別に不当な要求があった際に断ればいい(契約を解除すればいい)、という話ではありません。
反社会的勢力とは、契約を含めた一切の関係遮断が、社会的な要請です。

反社会的勢力を甘く見てはいけません。
彼らは言葉巧みに企業に取り込み、気がつけば弱みを握られ、金銭を脅し取られたり、いいように利用されてしまいます。

そうなったら、役員は善管注意義務違反で損害賠償責任を負う可能性がありますし、暴力団排除条例の「利益供与の禁止」に違反したとして企業名の公表や刑事罰といったペナルティを受ける可能性があります。

それどころか、反社会的勢力と契約していることが公になれば、ネットで噂が広がって新規取引先の開拓やリクルーティングにも大打撃が生じたり、既存取引先から契約を打ち切られたり、金融機関からの融資もストップする可能性があります。

普通にビジネスをされている皆さんからすれば、「反社会的勢力」といっても、遠い国のテロリストのような感じで、いまいち現実感のない存在かもしれません。

ですが、反社会的勢力は何気ないところに存在します。
私自身、社会経験の乏しいベンチャー企業の経営陣が反社会的勢力に取り込まれた話は、時たま聞くことがあります。

というわけで、反社会的勢力とは契約をしない、もし契約した後に発覚したら契約を解除する、という運用は徹底してください。

それでは、次回のメルマガでは、反社会的勢力排除条項が具体的にどんな効果があり、同活用することができるかについて、解説をします!

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■ 【シンデレラ城はコンクリ製】
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GWは妻とヨーロッパを周遊してきました。

トータル10日間、3カ国(チェコ、ドイツ、イギリス)を回りましたがが、ふたりとも登山用リュック一つで荷物をまとめたので、移動もらくらくでした(普通にバックパッカーです)。

さて、ドイツ滞在時は、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとなったことで有名な、ノイシュバンシュタイン城に行きました。

(ノイシュバンシュタイン城の画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%9F%8E&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiI5fyP2e7TAhWL2LwKHUlqAwoQ_AUICygC&biw=2560&bih=1343

山頂にそびえる美しく優雅な姿、見たことがある人も多いかと思います。

で、行くまで全然知らなかったのですが、これって石造り風の中世建築に見えて、鉄骨組みのコンクリート及びモルタル製なんですね。

ひと通りできあがった(実はまだ未完成)のも1886年くらいですし(ちょうどコカ・コーラが販売された年です)。

中世騎士道オタクだったバイエルン王ルートヴィヒ2世が、王室費をぶち込んで作ったそうで、軍事用の要塞でも、政治・外交用の宮殿でもない、まさに「趣味」の建築物です(そのせいでルートヴィヒ2世は「狂王」と呼ばれました)。

ロマネスク、ビザンチン、ゴシック様式の入り混じった時代考証無視の豪華絢爛な見た目や内装に、人口洞窟の部屋まであり(何を言っているのかわからないと思いますが、居間のドアを開けると、一面が洞窟な部屋があるのです。)、とにかく「すごい…」という言葉しか出ませんでした。

金と権力を持ったオタクは無敵ですね。

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