【オンラインで契約を結ぼう! その3】 弁護士藤井のメールマガジン VOL.131 2017/9/26

皆さん、こんにちは。
「IT弁護士.com」の弁護士藤井です。

===============================
【オンラインで契約を結ぼう! その3】
「弁護士藤井のメールマガジン」 VOL.131 2017/9/26
===============================

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【オンラインで契約を結ぼう! その3】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

それでは、前回のメルマガのおさらいです。

・契約の合意は書面でしなくても(メールだろうと口頭だろうと)、法的には有効

・ただし、書面の契約書を結んだり、契約締結に際して書面の交付が法律上必要とされている契約もいくつかある

・とはいえ、こういった法の定めは例外。IT企業が企業間取引で結ぶ契約のほぼ全ては、書面の契約書を結んだり、契約締結に際して書面を交付することは必要とされていない(or書面の交付に代えて電磁的記録の提供を行えば足りる)

それでは、今回のメルマガではオンラインで契約を結ぶメリットを解説していきます。

一番のメリット、それは印紙がいらないことですね。

印紙税法は、一定の種類の契約書(課税文書)に印紙を貼ることを求めていますが、これはあくまでも紙が対象です。電子データは課税文書にはあたりません。

そして、オンラインで契約を結ぶサービスを利用した場合、契約書はあくまでも電子データ(PDF)で存在するものであり、紙の契約書は作成されません。

つまり、印紙を貼る紙の契約書がそもそも存在しないわけですね。

これでもう、この契約書には印紙を貼ることが必要か、いくらの印紙が必要か、なんて悩む必要もなく、地味に高い印紙の購入代を節約することもできます。

ただ、注意しないといけないのは、契約書の電子データをプリントアウトする(紙にする)場合です。

印紙税法では、契約の成立を証明する目的で作成された文書が課税対象とされており、単なる控えとするための写しは課税対象にはなりません。

そして、オンラインで契約を結ぶサービスを利用した場合、契約書の原本はあくまでも電子データであり、これをプリントアウトしたものは、単なる控えとするための写しとして位置づけられるので、課税対象にはなりません。

ですが、オンラインで契約を結ぶサービスは、まだそこまで普及しているわけでもなく、税務署の調査が入ったときに、「これは課税文書だから、印紙が必要だ。」と外形的に判断される(誤解される)心配があります。

というわけで、オンラインで契約を結ぶサービスを利用した場合、契約書の電子データはプリントアウトしない方がいいでしょう。

そもそも、オンラインで契約を結ぶサービスのもう一つのメリットは、オンライン上で契約を管理して、いつ、どの契約を結んだのか、いつでも確認ができることにあります。

それなのに、わざわざプリントアウトして紙で管理していたら、意味がないですよね。

それでは、次回のメルマガでは、オンラインで契約を結ぶサービスを利用する場合の注意点を解説したいと思います。決して万能なサービスではないので、注意点は押さえておかないといけませんよ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■  【会計士・税理士の仕事はセクシーでない】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

エストニアではIT化によって、会計士・税理士で食べていける人や会計士・税理士になろうとする人がほとんどいなくなったそうです。
IT化が進むことで、これまで高い収入や社会的地位を誇っていた士業の仕事が急速に衰退していくという衝撃的な話でした。

続きはこちら

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【顧問契約募集のご案内】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
弁護士法人ファースト法律事務所は業務拡大中につき、顧問契約を募集中です。

・法律相談に24時間以内に回答

・契約書や利用規約をチェック
・契約書や利用規約を作成
・契約交渉をバックアップ
・未収金回収
・労働問題対応
・ウェブサイトなどで顧問弁護士を表示可能
・他にも多数のサービスあり

これら全てが、毎月定額の顧問料に含まれています。

オンラインベース(チャットやメール)でやり取りできるので、東京近郊でない企業様でも対応可能です。
面倒でリスクも高い法務の業務は、専門家にアウトソーシングしませんか?
顧問サービス内容をイラストで分かりやすく紹介したページをご覧ください。

http://itbengoshi.com/page-5427/

※バックナンバー※

メルマガバックナンバーは、下記のリンクからご覧ください。
http://itbengoshi.com/category/mailmagazine