【オンラインで契約を結ぼう! その2】弁護士藤井のメールマガジン VOL.130 2017/9/11

皆さん、こんにちは。
「IT弁護士.com」の弁護士藤井です。

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【オンラインで契約を結ぼう! その2】
「弁護士藤井のメールマガジン」 VOL.130 2017/9/11
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■ 【オンラインで契約を結ぼう! その2】
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前回のメルマガでは、オンラインで契約を結べるWebサービスがいくつもリリースされてきたことで、オンラインで契約を結ぶ企業が増えている一方で、オンラインで契約を結ぶことに抵抗感がある企業も、まだまだ多いようだという話をしました。

そこで今回のメルマガのシリーズでは、オンラインで契約を結んでも法的に有効なの?何か気をつけなければいけないことはないの?といった疑問を、1つずつ解決していきたいと思います。

まず、そもそもの疑問として、契約の合意は書面でしなくても、法的に有効なのでしょうか?書面の契約書を結ばずに、契約は有効に成立するのでしょうか?

結論から言うと、有効です。別にメールだろうと、メッセンジャーだろうと、口頭だろうと、契約を結ぶ合意さえすれば、法的に有効に契約は成立します。

これは、「契約方式の自由」といいます。考えてみれば、コンビニで買い物するときだって、「売買契約」が結ばれているわけですが、レジに商品を持っていって会計をすることで、(別に書面の契約書なんて結ばずに)売買契約は成立して、売主であるコンビニは商品の引き渡しを行い、買主である客は代金の支払いを行う(契約を履行している)わけですよね。

ただ、これは絶対ではありません。法律上、書面の契約書を結んだり、契約締結に際して書面の交付が必要とされている契約が、いくつかあります。

例えば、投資信託契約の約款は、原則として書面の交付が必要です。

「投資信託及び投資法人に関する法律 」
第5条(投資信託約款の内容等を記載した書面の交付)第1項
金融商品取引業者は、その締結する投資信託契約に係る受益証券を取得しようとする者に対して、当該投資信託契約に係る投資信託約款の内容その他内閣府令で定める事項を記載した【書面を交付しなければならない】。ただし、(以下略)

また、一定の種類の(全部ではありません)定期借地契約は、書面で契約をしなければなりません。

「借地借家法」
第22条(定期借地権)
存続期間を五十年以上として借地権を設定する場合においては、(中略)こととする旨を定めることができる。この場合においては、その特約は、【公正証書による等書面によってしなければならない】。

ですが、こういった法の定めは例外です。

少なくとも、IT企業の皆さんが企業間取引で結ぶ契約のほぼ全ては、書面の契約書を結んだり、契約締結に際して書面を交付することは、必要とされていません。

というわけで、オンラインで契約を結ぶことに対する最初の疑問は、ひとまず解けたかと思います。

そこで、次回のメルマガでは、オンラインで契約を結ぶメリットを解説していきます!

 

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