【知らずに済まされない! 代理店契約5つのポイント その5】 弁護士藤井のメールマガジン VOL.98 2016/2/29

皆さん、こんにちは。

「IT弁護士.com」の弁護士藤井です。

===============================
【知らずに済まされない! 代理店契約5つのポイント その5】
■「弁護士藤井のメールマガジン」 VOL.98 2016/2/29
===============================

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【講演の報告】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月24日(水)、「ガートナー カスタマー360サミット」にて『メッセージング・アプリで実現する弁護士ビジネスのカスタマー・エクスペリエンスの創出とビジネス成長』をテーマに講演しました。

講演の様子は、こちらに掲載しています。

http://itbengoshi.com/?p=5218

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【顧問先インタビューのご紹介 株式会社リザーブリンク様】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

当事務所では、顧問先企業の皆さまに顧問契約の感想をお聞きする「顧問先インタビュー」を行っています。

インタビューの内容は、当事務所のウェブサイトにも掲載していますが、メルマガでも順次ご紹介します。

今回ご紹介するのは、クラウド型予約管理システム「ChoiceRESERVE」で有名な、株式会社リザーブリンク様です。

顧問契約を継続する中で、顧問弁護士の活用の幅をどんどん広げられています。

インタビューの内容は、こちらからご覧ください。

http://itbengoshi.com/?page_id=5174

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【知らずに済まされない! 代理店契約5つのポイント その5】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

それでは、前回までのおさらいです。

・代理店販売は、メーカーが代理店を通じて顧客に商品を販売する方法

・メーカーとしては、他社(代理店)の販売チャネル、販売人材を活用できる

・代理店としても、商品ラインナップを充実させて、顧客へのアピール力を高めることができる

・ただ、代理店契約のポイントを押さえていないと、不利なビジネスになってしまう

・1番目のポイント『ディストリビューター方式・エージェント方式の違いを理解する』

・「ディストリビューター方式」とは、メーカーが代理店に商品を売り、それを代理店が顧客に転売する契約で、「エージェント方式」とは、代理店はあくまでもメーカーと顧客との契約を仲介するだけで、メーカーが顧客に商品を販売する契約

・ディストリビューター方式の場合、代理店は売上が大きくなる一方、対顧客でのリスクを負うのに対し、エージェント方式の場合、代理店は対顧客のリスクを回避できるが、手数料ビジネスになってしまう

・2番目のポイント『扱う商品・結ばれる契約を理解する』

・ハード、パッケージソフト、ダウンロード型ソフト、クラウド型サービス、それぞれの代理店契約で結ばれる契約は異なる

・世の中に出回っている代理店契約書では、ダウンロード型ソフトやクラウド型サービスには対応できない

・3番目のポイント『独占契約では、直接販売権・競合品取扱・最低購入数量の3点が重要』

・独占契約は、代理店にとって魅力的だが、メーカーにとってリスクがある

・商品が塩漬けにならないよう、「直接販売権」・「競合品取扱」・「最低購入数量」を設定する必要がある

それでは今回のメルマガでは、4番目のポイント『再販売価格の拘束は、独占禁止法に違反する』を解説します。

ディストリビューター方式の場合、顧客への販売価格は、代理店が決定することになります。

ただ、メーカーとしては、値崩れを防ぐためにも、代理店に安売りされたくありません。

そのため、メーカーは、顧客への販売価格を指定したい、つまり再販売価格を拘束したいと考えがちです。

ですが、再販売価格の拘束は、「独占禁止法」に違反します。

「独占禁止法」というのは、不公正な取引方法を制限する法律でして、再販売価格の拘束は、まさに不公正な取引方法として禁止されています。

再販売価格の拘束に該当するケースは、色々あります。

まず、顧客への販売価格を拘束する内容の代理店契約を結ぶ場合は、ダイレクトに該当します。

次に、メーカーの示した価格で販売しない場合に、出荷停止等の不利益を課すという、間接的な圧力をかける場合も、該当します。

さらに、メーカーの示した価格で販売する場合に、リベート等の利益を与えるという、逆の側面から圧力をかける場合も、該当します。

どうでしょう。メーカーからすると、なかなか厳しい制限ですね。

とはいっても、契約の形態を工夫することで、再販売価格の拘束に近い効果を発揮させながら、独占禁止法に違反しない契約を結ぶこともできます。

独占禁止法に違反する代理店契約を結ばないよう、注意してください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【顧問契約募集のご案内】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

弁護士法人ファースト法律事務所は業務拡大中につき、顧問契約を募集中です。

・法律相談に24時間以内に回答
・契約書や利用規約をチェック
・契約書や利用規約を作成
・契約交渉をバックアップ
・未収金回収
・労働問題対応
・ウェブサイトなどで顧問弁護士を表示可能
・他にも多数のサービスあり

これら全てが、毎月定額の顧問料に含まれています。

オンラインベース(チャットやメール)でやり取りできるので、東京近郊でない企業様でも対応可能です。

面倒でリスクも高い法務の業務は、専門家にアウトソーシングしませんか?

詳しくは、当事務所のウェブサイトをご覧ください。

http://itbengoshi.com/?page_id=143

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【若き日の自分を思う】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、事務所の問い合わせフォームに、「弁護士を求人されていますか?採用選考していただきたいのですが」と若手の弁護士からの連絡がありました。

あいにく現在事務所では求人は行っていないのですが、とりあえず会って話をするくらいならできますよと返事をしたところ、それでもぜひとのことでしたので、会ってみました。

普段は若手の弁護士と話す機会がないので、なんだか新鮮な感じがして、そういえば自分にもこんな時期があったなと、当時を振り返って懐かしくなりました。

なんだかんだで来年で、弁護士になって10年目になります。

 

※バックナンバー※
メルマガバックナンバーは、下記のリンクからご覧ください。
http://itbengoshi.com/?cat=15